日本インターネットエクスチェンジ株式会社様

Q『まず貴社の事業内容についてお教えください。』

JPIXこと日本インターネットエクスチェンジは、1997年7月に設立し、今年で22年目になります。

JPIXは日本を代表する最も古いIX事業者として、主要なデータセンターをサービス拠点としてISPやCSP,CDNなど国内外のインターネット事業者の皆様にピアリング接続の場を提供しています。
インターネットのトラフィックが急増してコスト削減に悩んでいるケーブルテレビ事業者様にとって、JPIXを利用いただきピアリング接続を行うことで、さまざまなコンテンツ事業者と無償でトラフィックを処理できます。
また、アクセス系事業者様のコスト削減のために、アカマイ様経由のキャッシュ配信の付加サービスも昨年から開始しました。

Q『貴社とケーブルテレビ会社様との関係についてお話いただけますか。』

JPIXのお客様は現在約200社いらっしゃいますが、ケーブルテレビ事業者様およびケーブルテレビのインターネットを担当しているISP事業者は45社ほどに上っており、現在も増え続けています。設立以来、資本関係や通信キャリア、データセンターに依存しない中立性を守っており、ケーブルテレビ事業者様を対象とした勉強会を定期的に開催したり、BGP運用に慣れてないお客様向けにセミナーなどを開催しているのも喜ばれている点だと思います。

Q『今後御社としてケーブルテレビ業界を含めた将来のビジョンを教えてください。』

FTTH化が進み、eスポーツが盛んになるとともに、ゲームなどのレスポンスが重要になります。
まだ日本に上陸していないゲームサイトとのピアリングなども必要となりますが、JPIXではサンフランシスコや香港、ロンドンなど海外のIXへダイレクトに接続するサービスを始めました。今後も様々な国のIXに接続するサービスを展開していきます。

また、今後はIPマルチキャストに対応した放送サービスがケーブルテレビ業界で期待されています。
JPIXではいち早く、4K,8Kのスーパーハイビジョン映像を配信網からアクセス網まで一気通貫にIPマルチキャストで伝送するトライアルを実施しました。
また、JCC様のケーブルテレビ事業者様向けCS番組配信サービスやJC-HITS IPサービスの配信なども提供しています。
更に、ケーブルテレビ業界が益々発展する上で、ケーブルテレビ業界で困っていることを保守や運用を含めて、迅速に解決するソリューションをJPIXとして提供していく予定です。

Q『ロジネットサービスをどのようなきっかけで知りましたか。』

a-train様から紹介いただきました。
CMTSやネットワーク機器の販売、保守サポートに始まり、BGPの運用などで、相互にお客様をご紹介するというお付き合いをさせていただいております。

Q『複数ある第三者保守会社の中でロジネットサービスを選んだ理由をお聞かせください。

全国のケーブルテレビの技術の現場では経験や知識が不足しているだけはなく、根本的な人材不足、後継者不足に困っています。 
その上、FTTH化や無線サービスの対応など多様化するニーズにとことんフォローアップできるパートナー企業はなかなかいません。
その点、ロジネットサービスさんは最も期待できる会社だと思っています。

Q『今後も継続的なお付き合いをさせていただく中でロジネットサービスに期待することは何ですか。』

JPIXは単なるIXの接続サービスを提供するだけでなく、ケーブルテレビ事業者様が困っていることやこれから対応していかなければならないことなどにソリューションとして答えをご提案する会社を目指しています。
私たちの社内だけでは解決できないことも多々あることから、今後は相互に協力しながら全国のケーブルテレビ事業者様により良いソリューションやサービスの提供をしていけたらと期待しています。

Q『弊社のサービスをどのようなお客様へ勧めたいを思いますか。』

まずは全国のケーブルテレビ事業者様がターゲットだと思っています。
そして、これからは一般の法人でもBGP運用や対応機器の準備が必要になってくるでしょうから、徐々にそのような分野も一緒に対応していきたいです。